一筆書き切符の旅(新潟・福島編) (part11)



 天気は良いのですが、会津の磐梯(ばんだい)山が綺麗に見えませんでした。
 そして、10時45分頃、終点の会津若松(あいづわかまつ)駅に到着しました。

到着するや否や、駅の案内放送で、この先の磐越西線は、強風のため運転見合わせの案内が流れました。

駅では、払い戻しのために大混乱しており、復旧の見込みが立たないので、高速バスで行くように、との案内がされていました。
 こちらは、会津若松駅の駅舎です。

わたくしも、次の目的があるので、高速バスに乗ることにしました。

まさか、こんな形で磐越西線を制覇できないとは・・・
 本当にそんなに強風が吹いているのか?と思いたくなるような感じでした。
 駅から歩いてすぐにある、高速バス乗り場へ行き、郡山までの切符を買いました。

所要時間は、電車と同じなのですが、値段は1000円とバスのほうが安かったです。

高速バス乗り場は、磐越西線が不通のため、郡山行きだけは、大行列で、増便が出るほどの混雑ぶりでした。
 11時過ぎのバスに乗れ、12時半過ぎに郡山(こおりやま)駅に到着しました。

バスに乗ってから携帯で、列車の運行状況を見たのですが、ちょうどバスに乗った頃、磐越西線が運転再開・・・という情報が。

 これを見たときは、ショックでした。 もう少し待っていれば、乗れたのに・・・と。
 ショックを受けたまま、郡山駅へと入っていきます。

磐越西線に無事に乗れたとしても、次に乗り換える列車の時間には、間に合わないだろう・・・と勝手に思い込んで、ホームへと向かいます。
 郡山駅のホームにきました。

ここのホームにあった、立ち食いそばで昼飯としました。

ちょうど、この頃から雪が激しく降ってきました。
 ここから、磐越東線(ばんえつとうせん)に乗り換えます。

13時09分発の普通いわき行きに乗車します。
車両は、キハ110系の3両編成です。
 始めのうちは、3両編成ではガラガラなのでは?と思っていたのですが、発車時刻が近付くと、大混雑しました。
高校生が終業式だったので、車内は高校生で埋め尽くされてしまいました。

磐越東線の中心駅、小野新町(おのにいまち)駅に来ると、高校生がいなくなり、ガラガラになりました。

しかし、なかなか発車しません。 なんと!!強風による抑止が・・・
 そして、強風のために徐行という制限速度となって、発車しました。

この小野新町駅を出てから、このように、川が寄り添ってきて、渓谷美が見られます。
 水も綺麗で、数少ない観光客は、カメラで車窓から撮影しておりました。

ここで、終着駅いわきに着くのは、30分以上遅れる・・・という案内があり、次に乗り換える列車には、乗れないだろう・・・と諦めていました。
 15時12分、終点のいわき駅に到着しました。 太平洋側の街にたどりつきました。

次に乗り換える列車が待っていると信じて、ダッシュしました。
 なんと!わたくしが乗ろうとしていた列車は、待っていてくれました。

次に乗り換えるのは、常磐(じょうばん)線の特急「スーパーひたち」号、上野行きです。
車両は、651系です。 

 この「スーパーひたち」には、嫌な思い出しかないのですが、今回は大丈夫なのでしょうか?
 早速、車内へと入っていきます。
 こちらは、自由席の座席です。
何と!自由席はガラガラ・・・。

ここ、いわき駅が始発なので、空いていたのでしょうか? すごくラッキーでした。
 ゆったりと座りながら、発車までのひと時を過ごします。

15時16分、約8分遅れで発車しました。

時速120kmで飛ばしていきます。
 泉(いずみ)駅を出ると、海が広がってきました。

この海を見て、太平洋側に来たことを実感・・・

この海は、日立(ひたち)駅まで時々見えていました。
 16時25分、水戸(みと)駅に到着しました。

先ほどの日立駅とここ水戸駅で自由席は、満席となりました。
 水戸からは、時速130kmで飛ばし、遅れがいつの間にか、なくなっており、定刻どおりとなっていました。
 まもなく、終点というところで、こちらのE653系のフレッシュひたち編成が・・・。
こちらにも一度は、乗ってみないといけないですね。
 17時38分、終点の上野(うえの)駅に到着しました。

いわきから、ちょうど2時間半の所要時間でした。 それにしても、スーパーひたちが、こんなにも快適だったとは・・・
 ここから、山手線に乗り換えて、東京駅へと向かいます。

山手線の車両も、すべてE231系に統一されたようです。
 東京(とうきょう)駅からは、新幹線で名古屋へ帰ります。

ゆっくりと帰るために、18時23分発の「こだま」号名古屋行きに乗車しました。車両は、300系です。
 こちらが、300系の普通車自由席に車内です。

東京駅発車時点では、先頭車両の自由席は、ガラガラでしたが、途中からたくさん乗り込んで、半分くらいの乗車率に膨れ上がりました。
 時速270kmで飛ばしながら、各駅に停車して、20時14分、掛川(かけがわ)駅に到着しました。
 この辺りまで来ると、先頭車両では、乗客が全くいなくなり、寂しくなりました。
 21時18分、約3時間かけて、終点の名古屋駅に到着しました。

無事に旅が終了しました。

 今回は、乗り潰しを兼ねての旅を行いました。 ほとんど列車に乗ることがメインとなった旅でもありました。
途中、災難がたくさんありましたが、ほぼ無事に乗ることが出来ました。

また、リゾート列車がたくさん出てきましたが、これらを組み合わせての旅も、かなり楽しくなるはずです。

実は、この旅は、とある計画の序章にしか過ぎない旅です。 果たして何を意味するのか?は、後に分かることでしょう。

今回の旅も、色々な車両にも乗れて、充実していました。
皆さんも、ぜひ、SLや「きらきらうえつ」には、乗ってほしいと思う旅でした。




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